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  • 執筆者の写真東中野心理相談室

連休明けの登園渋り

 今日で長いGWが終わりますね。皆さまはどのようなお休みを、過ごされたでしょうか。


 お休みが楽しい良い時間であればあるほど、お休みが終わって日常生活に戻るのを苦痛に感じてしまうのは、大人も子どもも同じです。特に小さいお子さんであればあるほど、そんな気持ちを言葉にしたり、状況を理解するのが苦手です。


 もしお休み明けにお子さんが登園を渋った時は、まずお子さんの気持ちを聴いてみてください。

 「どうしたの?」「幼稚園、行きたくないの?」「そうかぁ・・・、行きたくないのかぁ・・・」  

 でも気持ちを聴いても、お子さんはぐずぐず泣きながら、上手くお返事が出来ないでいるかも知れません。そういう時はお子さん自身、自分の気持ちや状態がどうなっているのか、心の中でごちゃまぜになってしまい、よく分からない状態になってしまっています。


 そんな時は今一度、「この子は今、どういう気持ちなのだろう?」とお子さんの気持ちに目を向け、「もしかしたらこういう気持ちなのかなぁ?」とお母様が思ったことで良いので、言葉にして伝えてみてください。

 「お休みでいっぱい遊んで楽しかったよね」「楽しい日がずっと続くと良いよね」「お休みが終わって残念だよね」「ママも同じ気持ちだよ」などなど・・・。

 お子さんの気持ちを言葉にするお手伝いすることで、お子さんの気持ちは心の中で言葉になって、段々落ち着いていきます。また、そんな気持ちをお母様が分かってくれていることが分かることで、お子さんの気持ちは安心していきます。


 そしてこんな風に親子で連休が終わってしまう淋しさや残念な気持ちをしばらく共有することで、少しお子さんが落ち着いてお話し出来るようになったら、今度は「今回の楽しいお休みは終わってしまったけれど、しばらくしたらまた楽しいお休みがやってくること」や、「お休みでなくても楽しいことは沢山あること」を、お子さんに伝えてみてください。

 「今回のお休みは終わっちゃったけれど、今度の土曜日にまたお休みが来るから、その時は〇〇しようね」「お休みの後は、遠足が待っているよ」「次のお休みがいつ来るか、カレンダーで見てみようか」「楽しいお休みはまた来るから、その日が来るのを楽しみに、今度のお休みの時に何をするか、相談しながら園に行こうよ!」などなど・・・。

 お子さんは、楽しいお休みや楽しい出来事がこの先またやってくることを知ることで、気持ちを切り替えることが出来、きっと次のお休みや楽しいことに向かって気持ちが動いていくことと思います。

 

 小さいお子さんはまだ、気持ちを言葉で表現するのが苦手です。また、先のことを考えたりイメージすることも苦手です。そんな時はこんな風に、気持ちを言葉にしたり、少し先のことを思い描く手助けをしてみてくださいね。

 

 東中野心理相談室ではこんな風に、お子さんの気持ちを言葉にするお手伝いをしています。どうぞお気軽にご相談ください。

 

  お申し込みはこちらから。https://www.higashinakano-shinrisoudan.com/blank-3 


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