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執筆者の写真東中野心理相談室

開室2周年のご挨拶

2021年4月15日、東中野心理相談室は開室2周年を迎えました。これまでご利用いただいた皆様、お世話になった関係機関の皆様、応援してくださった皆様には、心より御礼申し上げます。ありがとうございます。


昨年、開室2年目に入ってすぐに新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言を受けて、東中野心理相談室は一時閉室をすることとなりました。一時閉室の1か月は、ご利用が可能なごく少数の方のみのご相談をお受けするという極めて厳しい事態となりました。しかし緊急事態宣言が明けて相談室を再開室したところ、一旦ご利用を中止されていた方のほとんどの方が再び相談室を訪れてくださいました。開室1年目でこのような事態に陥り一時はどうなることかと心配いたしましたが、再度皆様にご利用いただけたことは、大きな励みとなりました。今後も各種感染症対策を駆使しながら、相談室運営に取り組んで参りたいと思います。


この2年間に東中野心理相談室をご利用いただいた方は、約5割の方が中野区在住の方で、約2.5割の方が隣接区の方でした。忙しい日々の生活の中、来室に無理のない生活圏内にある相談室をご選択いただいたのだと思います。一方、通所に30分~1時間近くかかる場からご利用いただいている方も、約2.5割いらっしゃいます。ご利用形態は、週1回、2週間に1回、月1回、必要に応じて適時ご予約という様に、ご利用いただく皆様のご相談内容や状況に応じて、柔軟にご無理ない形を取らせていただいております。ご利用回数は、初回面接~2回の方が約4割、3回以上の継続でのご利用の方が約4割となっております。貴重なお時間を使って相談室をご利用いただいた皆様には、改めて感謝申し上げます。


相談室をご利用いただいている方の年齢層は、20代の方が2.8割、30代の方が2.2割、40代の方が3割となっております。その他、カウンセリングが可能な年齢の10代のお子様や50代以降の方にも、ご利用いただいております。また、相談室の特徴でもある「小さなお子様をお連れになってのご利用」も、約1割ありました。皆様には「子連れでも利用出来る相談の場はありがたい」と、ご好評をいただいております。ご相談内容としましては、「家族や家庭について」のご相談が一番多く、次に「仕事や人生について」「子育てについて」のご相談が多くなっております。このように幅広い年齢層の方、幅広い内容のご相談に対応させていただいておりますが、皆様の種々の悩みや不安や心配事に即した丁寧な対応を、今後も心掛けていきたいと思います。


それから2年の間に連携協力をいただく関係機関も徐々に増え、沢山の皆様からご支援・ご指導をいただきました。例えば当相談室は規模が小さく開室日・開室時間に限りがあるなど諸般の事情から、発達検査は実施しておりません。そのため発達検査が必要な方は、連携させていただいている近隣の諸機関をご紹介させていただいております。また医療的ケアが必要な方は、その方の状況に応じた医療機関を、ご紹介させていただいております。ご紹介後もより良い支援が提供できるよう、適時御紹介先の関係機関の先生方とは連携を取らせていただいております。関係機関の皆様の温かいご支援・ご指導に感謝するとともに、関係機関との連携の重要性を改めて実感しております。


東中野心理相談室は4月15日で、開室から3年目に入ります。ご利用いただく皆様のお役に立てる相談室になるよう、これからも鋭意努力してまいりたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。



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